肥満の何がこわいの?

肥満は多くの生活習慣病を育てる
肥満でいちばんこわいのは、命にかかわる多くの生活習慣病のもとになりやすいということです。日本人の死因の第1位はがん、第2位は脳卒中(脳梗塞や脳出血)、第3位は心臓病(心筋梗塞や狭心症)です。2位と3位はどちらも動脈硬化や高血圧、高脂血症などが大きな危険因子ですが、これらには食事や肥満が大きく関わっているんですよ。それから、日本人の間で急激に増えている糖尿病、高尿酸血症や痛風、脂肪肝、 膵炎なども、肥満との関わりが深い病気です。

腰痛や関節痛の原因にもなる
肥満のこわさは、生活習慣病だけではないんですよ。肥満している人は、体中あちこちに余分な脂肪がついています。たとえば、のども脂肪で狭くなっています。起きているときはいいのですが、眠って筋肉がゆるんでいると空気の通りが悪くなります。それで、眠っている間に息をしない時間が何度もある「睡眠時無呼吸症候群」という症状になることがあり、下手をすると命にも関わります。また、肥満しても骨の太さはほとんど変わりませんから、体重が骨や関節によけいな負担をかけます。それが、腰痛や関節痛の原因となることも多いんですよ。